2016年02月9日
【もう春ですね♪お雛様飾りました☆このお雛様、お内裏様のお顔はふっくらしていてとても優しいかわいらしいお顔をしています。】
暦上では立春を迎え春になりました。
アルモントホテル京都では、ロビーに7段のお雛様を飾っています。
スタッフの実家から寄付された30年以上の年季の入ったお雛様です。
お人形によってお顔は随分と違うようですが、このお雛様、お内裏様のお顔はふっくらしていてとても優しいかわいらしいお顔をしています。
写真を見て「あれ?」と思った方、いらっしゃいませんでしたか?
スタッフの中にも「お雛様とお内裏様、逆じゃないですか?」という声がありました。
実は、向かって右にお内裏様、左にお雛様を飾るのは京都式なんだそうです。
諸説あるようですが、これは京都御所の紫宸殿の御即位の式典に由来し、太陽が先に当たる側が上の位、「左をもって尊し」という古来の風習によるものだそうです。
関東では、東京の雛人形業界が昭和天皇の即位礼に倣ったことが発祥とか、文明開化以後の西洋化(西洋は向かって男左・女右)が影響しているとか諸説ありますが、震災や戦争による資料消失もあって、はっきりとわかっていないのが実情のようです。
ただ、男女の並びだけをもって「関東式」「関西式(京式)」と呼称するのは、あまり正確ではなく、官女や仕丁の持ち物にも違いがあるそうですよ。
雛様ひとつとっても本当に奥が深く面白いですね。
3月上旬まで飾ってますので、お写真もお撮りします。ぜひスタッフにお声掛けくださいね。
※大変壊れやすくデリケートです。お手を触れないようお願いいたします。
JR京都駅八条東口より徒歩約5分 | アルモントホテル京都
京都府京都市南区東九条西岩本町26-1
075-681-2301