2023年07月3日
儒学の祖・孔子を訪ねて
こんにちは。いつもアルモントホテル日暮里のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
最近は蒸し暑い日が続いておりますね。
エアコンの効かせすぎで逆に体調不良…などという事が無いように気をつけたいですね。
屋内であっても脱水症状は発生します。こまめに水分補給をするように致しましょう。
さて、先月湯島天神をご紹介させていただいたかと思いますが、その大鳥居から続く道をまっすぐ歩いていくと湯島聖堂へと向かうことが出来ます。
今回お散歩がてら行ってきました。
元禄3年に将軍徳川綱吉が儒学の振興を図る為に上野の忍岡にあった廟殿と林家の家塾を移したのが始まりと言われています。その後約100年ののち、「昌平坂学問所」が開設されました。
明治維新を迎えても存続していましたが、明治4年に文部省が置かれることとなり、その歴史を閉じました。
その後東京師範学校(現在の筑波大学)、東京女子師範学校(現在のお茶の水女子大学)へと発展し、学問所としての伝統を受け継ぎつつ、近代教育発祥の地としての栄誉を担ってきたそうです。
大正11年に国の史跡に認定されましたが、翌年の関東大震災でほぼ焼失。その後昭和10年に大林組の施工により再建されました。
現在でも毎年4月の第4日曜日に神田神社の神官により午前10時より孔子を祀る「釈奠」という祭典が行なわれています。
孔子廟の正式名称でもある「大成殿」には孔子尊像を始め、孟子ら儒学の祖を祀っております。
古き良き時代の歴史を垣間見ることが出来る貴重な施設となっております。
秋葉原地区からでも至近距離ですので、電気街でのお買い物がてら寄ってみるのもいいかもしれません。
JR御茶ノ水駅より徒歩2分
入館無料
開門時間…9:30~17:00(冬季は16:00まで)
大成殿は土日祝のみ10:00~閉門時間まで公開
休館日…夏季8月13日~17日、冬季12月29日~31日
こちらが大成殿内部です。
雰囲気がどことなく中国の寺院に似ているような気がします。
西側の仰高門を入ってすぐにある孔子銅像は昭和50年に台北より寄贈されたものです。
高さ4.57メートル、重量約1.5トンは世界最大を誇ります。
湯島聖堂すぐ近くにある「聖橋」からはこのようにJR線と地下鉄丸ノ内線を見ることもできます!
知る人ぞ知る撮影スポットでもあるんです。