2023年08月3日
朝食メニュー紹介~郷土の味めぐり・鮭の焼き漬け~
いつもアルモントホテル日暮里のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
今回は郷土の味めぐりを紹介します。
今月からは、ホテル法華クラブ新潟長岡店の「鮭の焼き漬け」に変わりました。
三面川が流れる村上市は、鮭のまちと言われており、頭から尾まで大切に食べる文化が根付いています。
かつて平安時代には京の都へ租税として納められたと言われており、また、世界初の人工増殖に成功した歴史もあるそうで、サケへの感謝の気持ちの表れとして「天の恵みであるサケに切腹をさせてはならぬ」としてサケの腹をすべて切らず一部を残す風習があるそうです。
そんなサケ文化が根付く村上市ではサケの料理方法は100種類以上あるとされ、そのうちの1つが「鮭の焼き漬け」です。
鮭の焼き漬けは、白焼きにしたサケを酒やみりんなどを合わせた醤油だれに漬けこむシンプルな料理で、そのまま、もしくは炙って食べるのが村上市では一般的なのだそうです。
元々は、冷凍技術が発達していなかった頃の保存食として江戸時代からつくられていました。サケはそのまま焼いて食べると少々脂が足りなかったため、このような工夫をしたと考えられています。
煮つけなどとは違った風味を感じられ、冷めても固くならず、ふんわりしています。
いつもと違った鮭の料理をぜひ、お楽しみください。