2024年11月18日
日本の鉄道の礎を新橋で探る
皆様こんにちは。
つい先日まで広島へ出張していたわけですが、11月だというのに暖かく紅葉の気配すら感じませんでした^^;
せっかくの修学旅行シーズンなのに…と思ったのは内緒です。
いつもアルモントホテル日暮里のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今回は新橋駅のすぐ近くにある「旧新橋停車場鉄道歴史展示室」をご紹介します。
1872年に日本最初の鉄道が開通したのが現在の新橋-横浜(現在の桜木町駅付近)間で、日本初の起点となる鉄道駅で、1914年の東京駅開業まで長らくの間東京のターミナル駅としても機能していました。
鉄道唱歌にも「汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として」と歌われています。
廃止後もしばらくは線路なども残っていましたが、都内中心部の再開発に伴い保存と発掘作業が行われ、風化を防ぐために埋め戻されたのち、2003年4月に開業当時の駅舎を再現した「旧新橋停車場」が建てられ、内部を資料館として開館しました。
内部は小規模ながら明治の鉄道黎明期を支えた鉄道の発展と影響を展示を通して学ぶことができます。
1階の展示部分の床は一部がガラス張りとなっており、当時の駅舎基礎石の遺構を見ることができます。
1階と2階を結ぶ階段の壁には汐留地区を中心に、かつての東京の街並みを撮影した写真が展示されており、歴史を垣間見る事も出来ます。
2階は企画展示となっており、鉄道の歴史や汐留の郷土史など、テーマを持った企画展が行なわれるほか、映像により鉄道開業の経緯や当時の汐留の様子などを知ることができます。
都心部では数少ない遺構を見ることができます。また、その他にも新橋駅周辺には鉄道に関するものが多く点在しておりますので散策がてら見つけてみるのはいかがでしょうか。
旧新橋停車場鉄道歴史展示室
東京都港区東新橋1-5-3
JR新橋駅銀座口より徒歩5分
開館時間:10時~17時(最終入館16時45分)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は営業、火曜日が休館)、年末年始
入館無料
当時の駅の遺構です。
今の駅との違いを探すのにいいかもしれません。
反対側の日比谷口側にはよく街頭インタビューなどでも見かけるSLが展示されています。
毎日12時、15時、18時には汽笛が鳴るそうです。